あれこれメモ

地方在住の色んなオタクの雑多なメモ。

スリルミー大阪 2019/01/19 松下・柿澤ペア 感想


※大いに内容に関するネタバレを含みます、観劇前の方は見ないことをお勧めします。
また、これは今回(2018年版)で初めてスリルミーを観劇したスリルミー初心者による感想です。深い考察やレポなどをお求めの方はご期待に添いかねますのでご注意ください。

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大阪公演マチソワ連続で見てきましたー!!ドンドンパフパフー!

この一カ月割と本気でCDで飢えをしのぎつつこの日を指折り数えていた感じで、これが噂のスリルミー沼か……という気持ちを十分すぎるほど味わいました…しんどい…

二回目、そして全く異なる席からの観劇ということもあり、初見のときとは違った見方や新たな気づきなども得られたので、自分用の備忘録代わりに感想をまとめておきたいと思います。

 

全体を通しての感想

マチネは二階席、ソワレは一階のそこそこ前の方の席で観劇しました。

シアターウエストで見たときは前方席だったので目線が完全にステージと同じだったので全然奥の様子がわからなかったのですが(新聞とか体感ではいきなりでてきて気づいてらイリュージョンのように消え去ってった)、二階席も一階席も奥の様子がばっちり見えました!投げられた新聞、割とずっとあそこにあったんですね…!

それから、これは私が結末を知った上で落ち着いてもう一度見たことで変わったのかもしれないけれど、柿澤彼も松下私も初見のときよりも人間味を感じました。彼は寂しい人だったんだな…と思ったし、私も彼が一番で大好きなんだろうなあと。一回目見終わったときはもうなにを信じればいいんだ!?みたいな気持ちだったのですが、前述の部分だけは2人とも本当だと信じることができたので、自分の中で2人の人間の芯となる部分を認識できたのかもしれない。

でもやっぱり柿澤彼は相変わらずスリルを味わったとき以外は笑わないし、彼を手に入れると決めた後の私はものすごく目が据わっていてなんで…なんでこんなことに…と心の中で頭を抱えました!つらい!

 

以下場面ごとの感想です!

 

僕はわかってる

・柿澤彼、タバコの扱いうますぎない!?

マチネは普通に吸ってたけどソワレは輪っか作ってました(多分)

 ・ソワレは一階席だったのでタバコの匂いが時間差で漂ってきてあーー!!東京公演の時このタバコの匂い嗅いだこと一生忘れない!!って思ったことを思い出した。(忘れてたやんけ)

舞台で視覚と聴覚以外の情報が入ってくることがあまりなかったので衝撃だったんです…だったはずなんです…

 

やさしい炎

消防車がこないか見張ってろって言われた後一度後ろ振り返って見張る私可愛い。

 

契約書

・ソワレの彼が私にニーチェの本を渡すシーン、

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開いたー!!

って思ったけどもしかして私が見た回がたまたま閉じていただけで、本当は開くものなんでしょうか…!?

なんにせよ松下私が冷静にそっと表紙を閉じて拾っていた…流石慣れている!

・お前じゃなきゃだめなんだ、マチネは特に私に対する優しさを含んでいるというか、きちんと視界に私が映っている彼でほお…っとなりました。

と思ったらソワレは割と私をからかっているというか、これをいったら喜ぶんだろ?というのをわかっているような呼びかけで、こんなに言い方で変わるんだな…と。あと二回目の「お前じゃなきゃだっめなんだっ」がめちゃくちゃスタッカート入ってて思わずニッコリ。

・途中で「レイ」って呼ぶところ、劇中でほぼ唯一といっていいほど彼の声が優しいし、私がパッと振り向くのがかわいすぎて心の中で大号泣だよこんなん。

・血の契約のために彼に指を切られる直前の私、こんな感じ↓でめちゃくちゃ怯えてて可愛いしなにかに似てるなーと思ったのですが(体勢とかどっちの手だったとかうろ覚えで申し訳ない…!)

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後から注射打たれる前の子供じゃん…って思い至りました。

それほどすごい怯え様。

 

スポーツカー

・彼こんなに男の子と話すとき楽しそうだったっけ!?と感じるほどめちゃくちゃ笑っていた(東京公演の記憶が鍵の扱いが上手って思ったことしかない)。のに「いい名前だね」だけ欠片もいい名前だと思ってなさそうで怖!って思った。

 

超人たち

・客席に飛び出してくるところ、東京公演は一列目辺りでのたうち回ってたのに、大阪は会場が大きいせいか五列目辺りまで私がぱーーーっと走ってきてびっくりした!元気!

 

脅迫状

メガネどこでなくしたんだろ…って言った後チラッと右見て左見て彼の様子観察する私の目が冷静すぎてヒイッ!って思った。このときからもうすでにラストに向かって物語は進み始めていたんだ…

 

俺と組んで~死にたくない

・取調室以降の私ド据わった目でアアーー覚悟決めてんな…と感じました。反対に彼はずっと必死で感情がでていて、それが余計に彼の人間らしさを浮き立たせていたな…と。私の恐ろしさ、より超人に近いということもこのシーンで一番感じたかもしれません。

なによりも見間違いだったかな?とずっと気になっていたので今回オペラグラスでしっかり確認したんですけど、彼が恐怖でのたうち回っている間松下私はやっぱりずっと目を開けていてコッワ!!と思いました。(語彙力がなくて感想が怖いしかでてこない)

 
ラスト

・54歳の私、彼が死んだことに触れるところ以外本気の感情がでなかった。

・そんなこともあり、最後に反省していますか?って聞かれて「殺さなくて済んだならどんなに良かっただろう」みたいな内容のこというところ(うろ覚え)、そう答えるけどそれは子供を殺さずに彼が僕と一緒に生きて行ってくれたらどんなに良かっただろうという意味で、彼が振り向いてくれなかったら結局この私は殺人を犯すんだろうなと思いました。(※個人の感想です)

・自由…?のところも、 この世界に彼はいないのに自由になる意味ある?みたいな感じに聞こえて頭を抱えました。心の中で。

・最後まで観て、やっぱり私の中では彼がピラミッドの絶対的頂点なんだろうなと思いました。 彼が最優先事項で殺人を上回っちゃったからこうなっちゃったんだろうなあ…

 

というわけで、これで今期の私のスリルミーはラストでした!成福ペアも見たかったし時間が許すならばこのペアももっと見たかったという気持ちもありますが、平成が終わる前に無事念願のスリルミーデビューできたことがとっても幸せです!

何回見ても新しい発見がある素晴らしい舞台でした!また近いうちに再演してくれますように!

名古屋公演もきっと最高なスリルミーなんでしょう!現地にはいけませんが、陰ながらお祈りしています!